こんにちは! 春川七々です💖
今日は今年とても話題になったあの企業を紹介していきます🌟
※この記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。
はじめに
「JX金属って名前は聞いたことがあるけど、何をしている会社?」
「金属の会社なのに、なぜAI関連株として注目されるの?」
「半導体やデータセンターと何の関係があるの?」
そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
JX金属(5016)は、もともと銅などの資源・製錬に強みを持つ企業ですが、現在はそれだけではありません。
特に注目したいのが、
AI半導体
HBM
3D-NAND
光通信
データセンター
といった、今後のAI社会に欠かせない分野です。
実はJX金属は、半導体用スパッタリングターゲットで**世界シェア約65%**を持つなど、先端素材分野で非常に強いポジションを持っています。
さらに2026年には、AIデータセンター需要を見据えて光通信向けのInP(インジウムリン)基板へ最大1,200億円を投資する方針を発表しました。
つまりJX金属は、
「AIを作る会社」ではなく、「AI半導体やAIデータセンターを作るために必要な素材を供給する会社」
なのです。
今回は株初心者にもわかるように、JX金属の事業内容からAIとの関係、強み、成長材料、リスクまで順番に解説します。
そもそもJX金属って何の会社?
JX金属のルーツは1905年に開業した日立鉱山までさかのぼります。
現在は銅やレアメタルなどを扱い、
資源
↓
金属製錬
↓
先端素材
↓
リサイクル
まで幅広く展開しています。
そして2025年3月19日、東京証券取引所プライム市場へ上場しました。
証券コードは、5016です。
なぜJX金属が「AI関連株」なの?
ここが今回の記事で最も重要なところです。
AI関連株というと、NVIDIAのようなGPUメーカーを想像する人が多いでしょう。
しかしAIを動かすには、GPUだけでは足りません。
たとえばAIサーバーには、
GPU
CPU
HBM
SSD
光トランシーバー
など、さまざまな部品が必要です。
そして、それらを作るためには、高性能な「素材」が必要になります。
JX金属は、この素材部分を支えている企業です。同社自身もGPU、HBM、3D-NAND、光トランシーバーなどに使われる次世代半導体材料の強化を進めています。
JX金属最大の注目材料「スパッタリングターゲット」
JX金属を調べると、「スパッタリングターゲット」という難しい言葉が出てきます。
株初心者からすると、「何それ?」という感じですよね。
ものすごく簡単に説明すると、
半導体などの表面に非常に薄い金属の膜を作るために使われる材料
です。
半導体には非常に細かい配線などが必要です。
そこで製造工程では、金属などの薄い膜を形成する必要があります。
その材料として使われるのがスパッタリングターゲットです。
実は世界シェア約65%
ここがJX金属の大きな強みです。
JX金属によると、2026年度時点で、半導体用スパッタリングターゲットの世界シェアは、約65%です。
これは非常に高いシェアです。
しかも用途は、
最先端ロジック半導体
HBM
3D-NAND
など。
つまり、
生成AIが普及
↓
AIサーバーが増える
↓
GPU・HBMなどの需要増加
↓
先端半導体の生産増加
↓
半導体材料の需要増加
という形で、JX金属にも事業機会が生まれる可能性があります。
HBMって何?
ここで最近よく聞く、HBMについて簡単に説明しましょう。
HBMは、High Bandwidth Memoryの略です。
簡単にいうと、
大量のデータをものすごく速く読み書きできる高性能メモリ
です。
AIでは膨大な計算を行うため、GPUへ大量のデータを高速で渡す必要があります。
そこで重要なのがHBMです。
イメージすると、
GPU
→ 計算する人
HBM
→ 必要な資料をものすごい速さで渡す人
のような関係です。
AI性能が高くなるほど、HBMの重要性も高まります。
JX金属の半導体用スパッタリングターゲットは、こうしたHBMを含む最先端メモリの製造にも使用されています。
もう一つの注目材料「InP基板」
さらに2026年、JX金属から非常に大きな発表がありました。
それが、InP(インジウムリン)基板への投資です。
JX金属は今後4年間で、最大1,200億円を投じてInP基板の生産能力を強化する方針を発表しました。
1,200億円というかなり大きな投資です。
さらに面白いのが世界シェアです。
JX金属によると、InPウェハの世界シェアは約40%です。
先ほどの、半導体用スパッタリングターゲット:約65%に加えて、InPウェハ:約40%という世界的に強い製品を持っています。
つまりJX金属の面白さは、
AI半導体だけでなく、AIデータセンターの「光通信」でも成長を狙える
ところにあります。
JX金属の業績は?
ここからは投資家目線で見てみましょう。
2025年3月期のJX金属は、
売上高:約7,149億円
営業利益:約1,125億円
でした。
さらにJX金属の公式サイトによると、2025年度(2026年3月期)の営業利益は、1,750億円となっています。
かなり利益規模が拡大していることがわかります。
ただし、ここで注意したいポイントがあります。
JX金属株が注目される「6つの理由」
今後の成長材料を整理してみましょう。
① AI半導体市場の成長
生成AIが普及すればGPU・HBMなどの需要拡大が期待されます。
その製造に使われる半導体材料にも需要が波及する可能性があります。
② 世界シェア約65%のスパッタリングターゲット
高い市場シェアはJX金属の大きな競争力です。
③ HBM市場
AIサーバーではHBMが重要になっています。
HBMなど最先端メモリ向けにもJX金属の材料が利用されています。
④ AIデータセンターの光通信
データ通信量が増えれば光通信の重要性も高まります。
InP基板への最大1,200億円の投資は、JX金属がこの市場を大きな成長機会として見ていることを示しています。
⑤ 5G・6G・IoT
情報通信材料はAIだけではありません。
5G・6GやIoTの普及も高機能な電子材料への需要につながる可能性があります。
⑥ リサイクル
JX金属は銅だけでなく、貴金属・レアメタルなどをリサイクルによって回収する事業も展開しています。
特にAIデータセンターなどの先端産業では多くの金属資源が必要になるため、資源安全保障という意味でも重要な事業です。
NISAでJX金属株を買うのはアリ?
JX金属はNISAの成長投資枠で投資することもできます。
NISAでは一定の条件のもと、売却益、配当を非課税にできます。
JX金属の場合、
AI
半導体
HBM
光通信
5G・6G
という長期テーマに期待して保有する考え方があります。
ただし、NISA=安全ではありません。
JX金属の株価が下落すれば、NISA口座でも資産価値は下がります。
特に半導体関連株は値動きが大きくなることもあるため、個別株への集中投資には注意しましょう。
JX金属を見るなら覚えておきたい5つのキーワード
初心者なら、まずはこの5つです。
① スパッタリングターゲット
半導体製造に使われる重要材料。JX金属は世界シェア約65%。
② HBM
生成AIを支える高速メモリ。
③ InP
AIデータセンターの高速光通信に関係する重要材料。
④ フォーカス事業
JX金属が成長戦略の中心としている半導体・情報通信材料など。
⑤ 銅・レアメタル
AIだけでなく、EV・電力・再生可能エネルギーにも関係する重要資源。
この5つを覚えておくだけでも、
「なぜJX金属株が注目されているのか?」
をかなり理解しやすくなります。
まとめ:JX金属は「AI時代の素材」を支える企業
JX金属(5016)を単なる「銅の会社」と考えると、現在の成長戦略を見落としてしまいます。
現在同社が力を入れているのは、
半導体材料
情報通信材料
などの高付加価値な先端素材です。
特に、
生成AI普及
↓
GPU・HBM需要増加
↓
先端半導体生産増加
↓
スパッタリングターゲット需要
という流れがあります。
さらに、
AIデータセンター増加
↓
データ通信量増加
↓
光通信高速化
↓
InP基板需要
という、もう一つの成長ストーリーがあります。
JX金属は半導体用スパッタリングターゲットで世界シェア約65%、InPウェハで約40%という強いポジションを持っています。
さらに2026年には、韓国で半導体用スパッタリングターゲットの加工能力を2025年度比約2倍にする設備投資を決めたほか、InP基板には今後4年間で最大1,200億円を投資する方針です。
一方で、
半導体サイクル
AI投資の減速
銅価格
為替
大型設備投資
などのリスクもあります。
そのためJX金属を見る場合は、
「AI関連株だから上がる」と考えるのではなく、AI・半導体需要が実際にフォーカス事業の売上・利益・利益率をどこまで押し上げるかを見る
ことが重要です。
2025年に上場したばかりということもあり、AI半導体・HBM・光通信という複数の成長テーマを持つ日本株として、今後の決算を追いかける価値のある企業の一つでしょう。
※本記事は2026年8月時点で確認できる公開情報をもとにした一般的な情報提供を目的としており、JX金属株の購入・売却を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。実際の投資判断では最新の決算・IR情報をご確認ください。


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