こんにちは! 春川七々です💖
今回はこれから来ると話題になっているフィジカルAIについてのあの企業を紹介していきます🌟
※この記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。
はじめに
「ファナックってロボットの会社?」
「AIと何の関係があるの?」
「フィジカルAIが伸びたらファナックも成長する?」
最近、株式市場で注目されているテーマの一つが、「フィジカルAI」です。
ChatGPTのように画面の中で回答するAIだけでなく、AIがロボットなどを通じて現実世界で動くという考え方です。
そして、このテーマと非常に関係が深い日本企業の一つが、ファナック(6954)です。
ファナックは産業用ロボットだけでなく、工作機械を制御するCNC、サーボモータ、ロボドリルなどを世界中へ提供しています。
簡単にいうと、
「世界中の工場を自動化するための頭脳・筋肉・ロボットを作っている会社」
です。
この記事では株初心者でも理解できるように、ファナックがどんな会社なのか、フィジカルAIとの関係、強み、業績、今後の成長材料、そして投資する際のリスクまで解説します。
そもそもファナックって何の会社?
ファナック株式会社の証券コードは、6954です。
1955年にNC(数値制御)の開発をスタートして以来、製造業の自動化を追求してきた企業です。
現在は大きく、
FA
ロボット
ロボマシン
という3つの事業を展開しています。
「FAって何?」
と思った人もいるでしょう。
FAとは、Factory Automationの略です。
日本語では、「工場の自動化」という意味です。
つまり、人間が行っていた作業を機械やロボットに任せ、
より速く
より正確に
より効率的に
製品を作れるようにする技術です。
ファナックの事業①「FA」
まず重要なのが、FA事業です。
代表的なのが、CNCです。
CNCとは、Computer Numerical Controlの略です。
初心者向けにものすごく簡単に説明すると、
工作機械を正確に動かすための「頭脳」
のようなものです。
たとえば金属を削って部品を作るとします。
人間が、
「右へ10mm動かして」
「ここを3mm削って」
「次に穴を開けて」
と毎回操作するのは大変ですよね。
そこでCNCが、
どこを
どれくらい
どんな速度で
加工するのかを制御します。
自動車やスマートフォン、電子機器など、さまざまな製品を作る工場で利用される重要な技術です。
ファナックの事業②「産業用ロボット」
そして一般の人にもイメージしやすいのが、ロボット事業です。
工場の映像で、大きな黄色いロボットアームを見たことはないでしょうか。
ファナックのロボットは、
溶接
組立
搬送
塗装
パレタイジング
など、さまざまな製造工程で利用されています。
人間が繰り返し行っていた作業をロボットへ任せることで、
生産性向上
人手不足への対応
品質安定
などにつなげることができます。
ファナックの事業③「ロボマシン」
もう一つが、ロボマシンです。
ファナックには代表的な3つの商品があります。
ROBODRILL(ロボドリル)
→ 金属などを高速・高精度に加工
ROBOSHOT(ロボショット)
→ プラスチック製品などを作る電動射出成形機
ROBOCUT(ロボカット)
→ 電気を利用して金属を高精度に切断・加工
です。
ファナックによると、ロボドリルとロボショットはいずれも同社推計で世界トップクラスのシェアを持っています。
なぜファナックが「AI関連株」なの?
ここからが今回の記事の重要ポイントです。
AI関連株と聞くと、
NVIDIA
半導体
データセンター
などを想像する人が多いでしょう。
しかし、AIの活躍場所はパソコンやデータセンターの中だけとは限りません。
AIが現実世界の機械やロボットを動かす時代が来れば、「フィジカルAI」が重要になります。
フィジカルAIって何?
フィジカルAIを簡単に説明すると、
AIが現実世界を認識し、考え、機械やロボットを動かす技術
です。
たとえば現在の生成AIなら、
人間
↓
「この部品を箱に入れて」
と入力すると、
AI
↓
「部品を箱に入れてください」
と文章で回答するだけです。
しかしフィジカルAIなら、
カメラで部品を認識
↓
AIが部品の位置を判断
↓
ロボットが腕を伸ばす
↓
部品をつかむ
↓
箱へ入れる
というところまで実行します。
つまり、
AIの「頭脳」
+
ロボットの「身体」
を組み合わせるわけです。
人手不足もファナックにとって重要なテーマ
もう一つ大きいのが、人手不足です。
日本だけでなく、多くの国で製造業の人材確保は重要な課題になっています。
そこで、
人が足りない
↓
工場を自動化したい
↓
産業用ロボットを導入
という需要が生まれます。
ファナック自身も、今後は工場の自動化ニーズが高まっていくとの認識を示しています。
つまりファナックは、AIだけではなく、世界的な人手不足という長期テーマにも関係する企業です。
「人型ロボット」だけがフィジカルAIではない
ここは初心者が勘違いしやすいポイントです。
フィジカルAIと聞くと、
人間そっくりのヒューマノイドロボット
を想像する人も多いでしょう。
もちろん人型ロボットも重要な市場です。
しかし、工場では必ずしも人型である必要はありません。
部品を運ぶだけならロボットアーム、
溶接なら溶接ロボット、
加工なら工作機械、
というように、
仕事に最適化された機械の方が効率的なケースも多い
からです。
そのため、
「人型ロボットを作っていない=フィジカルAIと関係ない」
と考えるのは早計です。
ファナックを見る場合は、既存の巨大な製造現場がAIによってどこまで自動化されるのかという視点が重要になります。
ファナックは世界中で稼いでいる
ファナックを見るうえで非常に重要なのが、海外売上です。
2026年3月期の地域別売上高を見ると、
日本:約1,108億円
米州:約2,322億円
欧州:約1,524億円
アジア:約3,526億円
などとなっています。
つまり売上の大部分は海外です。
これは、
ファナック=日本の景気だけを見る株ではない
ということを意味します。
ファナックの業績は?
2026年3月期のファナックは、売上高:約8,578億円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、約1,665億円です。
前年度の約1,476億円から増加しました。
1株当たり利益(EPS)も、157.31円から178.47円へ増加しています。
初心者の場合、売上が増えたかだけでなく、
「最終的に1株あたりどれだけ利益を稼げたか?」
というEPSにも注目してみましょう。
ファナック株が注目される「6つの理由」
今後の成長材料を整理すると、特に注目したいのは次の6つです。
① フィジカルAI
AIがロボットや機械を動かす時代になれば、産業用ロボット・制御技術の重要性が高まる可能性があります。
② 世界的な工場自動化
製造業では生産性向上が常に求められています。
自動化投資が拡大すればファナックには追い風です。
③ 人手不足
人間が行っていた作業をロボットへ置き換える需要が高まる可能性があります。
④ 中国の設備投資回復
中国製造業の設備投資が強くなれば、FA・ロボマシンなどの需要拡大が期待できます。
⑤ EV・自動車産業の自動化
自動車工場は産業用ロボットの巨大市場です。
EVを含めた自動車産業の設備投資は重要なチェックポイントになります。
⑥ AI+IoTによるスマートファクトリー
単純にロボットを動かすだけではなく、
工場データを収集
↓
AIで分析
↓
故障を予測
↓
生産効率を改善
といった高度な工場へ進化すれば、ファナックが持つFA・ロボット・IoT技術の組み合わせが生きる可能性があります。
NISAでファナック株を買うのはアリ?
ファナックはNISAの成長投資枠を利用して保有することもできます。
NISAなら一定の条件のもと、売却益、配当が非課税になります。
ファナックの場合、
工場自動化
人手不足
ロボット
フィジカルAI
という長期テーマを見て保有する考え方もあります。
ただし、
NISA=安全な投資
ではありません。
ファナック株が下落すればNISA口座でも資産価値は下落します。
また、個別株なので1社への集中投資にも注意が必要です。
ファナックはどんな人がチェックしておきたい?
ファナックは、
フィジカルAI関連株に興味がある
ロボット関連株を探している
工場自動化の成長に期待している
人手不足関連株に興味がある
世界的な製造業の成長に投資したい
という人なら、研究しておきたい企業です。
特に、
「AIの次はロボットが来るのでは?」
と考えている人にとって、ファナックの事業を理解しておく意味は大きいでしょう。
まとめ:ファナックは「AIを現実世界で動かす時代」に注目したい企業
ファナック(6954)は、
FA
産業用ロボット
ロボマシン
という3つの事業を中心に、世界の製造現場の自動化を支えている企業です。
そしてAIが、
文章を書く
画像を作る
という世界から、
物をつかむ
部品を加工する
工場を自動運転する
といった現実世界へ広がれば、「AI+ロボット」という巨大な市場が生まれる可能性があります。
これがフィジカルAIです。
ファナックはすでに産業用ロボット・CNC・サーボ・工作機械という「現実世界を動かす技術」を持ち、AI・IoT技術の活用も進めています。
2026年3月期は売上高約8,578億円、純利益約1,665億円となり、純利益は前年度から増加しました。
一方で、
中国景気
世界の設備投資
競争激化
為替
フィジカルAIへの期待先行
などのリスクがあります。
そのため、
「ロボット関連だから上がる」と考えるのではなく、世界の工場自動化・AI活用が実際にファナックの売上と利益をどこまで押し上げるのかを見る
ことが重要です。
生成AIの次の大きな投資テーマとして**「フィジカルAI」**に注目するなら、ファナックは日本株の中でもチェックしておきたい企業の一つでしょう。
※本記事は2026年8月時点の公開情報をもとにした一般的な情報提供を目的としており、ファナック株の購入・売却を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。投資判断の際は最新の決算・IR情報をご確認ください。


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