株の銘柄選定はどうやる?13Fで機関投資家の保有株を調べる方法と米国株5銘柄の分析例

NISA・資産形成
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こんにちは、春川七々です!

「株を買いたいけれど、どの銘柄を選べばいいかわからない」

「有名投資家が買っている株を知りたい」

「AI関連株に投資したいけれど、候補が多すぎる」

そんな悩みを持っていませんか?

米国株には数多くの上場企業があり、初心者がすべてを調べるのは現実的ではありません。

そこで私が注目しているのが、**機関投資家の保有銘柄を公開する「Form 13F(フォーム13F)」**です。

13Fを使えば、著名な投資会社やファンドが四半期末にどのような株式を保有していたのかを調べられます。

ただし、有名投資家が買った株をそのまま購入すれば儲かるわけではありません。

私は13Fを「買うべき銘柄の答え」ではなく、自分で企業分析を始めるための候補リストとして使うことをおすすめします。

今回は、2026年6月末時点の13Fを題材に、実際の銘柄選定の流れを解説します。

さらに、春川七々のやさしい投資教室独自の評価シートを使い、機関投資家の保有状況・企業業績・株価評価・リスクを組み合わせる方法を紹介します。

目次

この記事でわかること

  • 株式投資の銘柄選定で最初に考えるべきこと
  • Form 13Fの意味と確認できる情報
  • SECの公式サイトで13Fを調べる方法
  • 新規購入・買い増し・売却の見分け方
  • 機関投資家の保有額と購入金額の違い
  • STX・GOOGL・TSM・INTC・AMATの事業比較
  • 株価下落を「買い時」と判断する前の確認事項
  • 初心者でも使える独自スコアリングと分析シート

1. 株の銘柄選定は「探す・調べる・判断する」の3段階

私は、株の銘柄選定を次の3段階に分けています。

STEP 1:候補を探す

まず、投資対象になりそうな企業を見つけます。

候補を探す方法には、次のようなものがあります。

  • 普段使っている商品やサービスから探す
  • 成長している業界から探す
  • 売上高や利益の成長率で探す
  • 割安性を示す指標から探す
  • 機関投資家の保有銘柄から探す

今回取り上げる13Fは、このうち最後の方法です。

STEP 2:企業を調べる

候補が見つかったら、その企業の事業内容や財務状況を確認します。

例えば、AI関連株であっても、半導体を製造する企業とデータ保存装置を販売する企業では、収益構造が異なります。

STEP 3:購入するか判断する

最後に、企業の成長性と現在の株価を比較します。

どれだけ優れた企業でも、すでに高い成長期待が株価に織り込まれていれば、購入後に十分な利益を得られない可能性があります。

春川七々の考察①

私が大切にしたいのは、「人気の銘柄を見つけること」と「投資対象として魅力的な銘柄を見つけること」を区別することです。

13Fは前者の候補探しに役立ちますが、後者の判断には追加の分析が必要です。


2. Form 13Fとは?機関投資家の保有銘柄を確認できる資料

Form 13Fは、一定の条件を満たす米国の機関投資マネージャーが、対象証券の保有状況をSEC(米国証券取引委員会)へ報告するための書類です。

SECによると、対象となる13F証券について1億ドル以上の投資裁量を持つ機関投資マネージャーが報告対象となります。

13Fの基本情報

項目内容
提出先米国証券取引委員会(SEC)
報告対象一定の条件を満たす機関投資マネージャー
報告頻度四半期ごと
提出期限原則、四半期末から45日以内
主な情報銘柄名、証券の種類、保有数量、市場価値など
調査方法SECのEDGARで検索

参考:SEC「Frequently Asked Questions About Form 13F」

SEC.gov | Frequently Asked Questions About Form 13F

13Fでわからないこと

13Fには重要な限界もあります。

例えば、次の情報は原則としてわかりません。

  • 四半期中の正確な購入日
  • 実際の平均取得単価
  • 四半期末以降に売却したかどうか
  • 空売りポジションの全体像
  • 対象外の資産を含む運用資産全体
  • 投資家がその銘柄を買った理由

また、秘密扱いが認められた情報などが、通常の開示タイミングでは確認できない場合もあります。

春川七々の考察②:13Fはリアルタイムの売買履歴ではない

2026年6月30日時点の13Fは、原則として2026年8月14日までに提出されます。

つまり、8月に開示された情報は、6月末の保有状況です。

9月や10月になってからその情報を見ても、ファンドが現在も同じ銘柄を保有しているとは限りません。

13Fの「報告基準日」と「提出日」は必ず分けて確認しましょう。


3. SECの公式サイトで13Fを調べる方法

13Fは無料で確認できます。

STEP 1:SECのEDGARを開く

公式サイト:

SEC.gov | EDGAR Full Text Search

STEP 2:投資会社・ファンドの提出主体を検索する

検索欄に調べたい投資会社や提出主体の名称を入力します。

例えば、著名な投資会社の保有状況を調べたい場合は、その会社に対応する提出主体を探します。

同じ投資グループでも、提出主体が複数存在する場合があるため、会社名だけでなくCIK番号も確認すると便利です。

STEP 3:書類の種類を「13F-HR」に絞る

13F-HRは、通常の四半期保有報告です。

修正報告が提出される場合もあるため、必要に応じて13F-HR/Aなども確認します。

STEP 4:報告基準日を確認する

例えば、

Period of Report:2026-06-30

と記載されていれば、2026年6月30日時点の保有状況を示します。

STEP 5:Information Tableを確認する

保有銘柄の一覧から、次の情報を確認します。

  • 銘柄名
  • CUSIPなどの証券識別情報
  • 証券の種類
  • 保有株数
  • 市場価値
  • 投資裁量などの区分

STEP 6:前四半期と比較する

2026年6月末と2026年3月末の報告を比較すると、保有数量が増えた銘柄や減った銘柄を確認できます。

ただし、株式分割、証券種類の変更、報告主体の変更などがある場合は調整が必要です。


4. 【独自検証①】13Fの保有額が増えた=買い増しとは限らない

ここは、13Fを読むうえで非常に重要です。

例えば、あるファンドが架空企業A社の株式を保有していたとします。

項目前四半期今四半期
保有株数100万株100万株
四半期末株価100ドル150ドル
保有時価1億ドル1.5億ドル

保有時価は1億ドルから1.5億ドルへ50%増加しました。

しかし、保有株数は100万株のままです。

この例では、保有時価が増えた理由は株価の上昇であり、保有数量の増加ではありません。

本当に保有株数が増えたケース

項目前四半期今四半期
保有株数100万株120万株
四半期末株価100ドル100ドル
保有時価1億ドル1.2億ドル

この場合は、報告された保有数量が20%増えています。

ただし、13Fだけでは、どのタイミングで何ドルで取得したかまではわかりません。

春川七々の考察③:金額ではなく株数の変化を先に見る

私は、13Fを比較する際に、まず保有株数の変化を確認します。

その後に、保有時価やポートフォリオ内の構成比率を確認します。

「保有時価が増えた」と「株式を買い増した」は別の意味だからです。


5. 【独自検証②】株式分割を調整しないと間違った分析になる

13Fと株価を比較するときには、株式分割にも注意が必要です。

例えば、架空企業B社が1株を5株に分割したとします。

項目分割前分割後
保有株数100株500株
株価500ドル100ドル
保有時価50,000ドル50,000ドル

保有株数は5倍になりましたが、ファンドが追加購入したわけではありません。

同様に、株価は500ドルから100ドルへ下がりましたが、単純に80%暴落したわけではありません。

株式分割によって、1株当たりの価格が調整されたためです。

春川七々の考察④:比較前にデータの単位をそろえる

元記事では、STXなどについて、2026年6月30日と9月4日の株価を比較しました。

しかし、過去株価の比較では、株式分割などの企業行動を調整した同一基準のデータを使う必要があります。

今回の改訂では、元記事の株価騰落率をそのまま最新の投資判断に使用せず、株式分割調整後の価格を確認することを分析手順に追加します。

なお、本記事では2026年9月4日以降の株価を再集計していないため、現在の騰落率ランキングは掲載しません。


6. 【独自分析】13Fで注目した米国株5銘柄を事業別に比較

元記事では、2026年6月末時点の13Fを参考に、AI関連の米国株を分析しました。

ここでは、その中から5銘柄を取り上げます。

重要なのは、単に「著名ファンドが保有しているか」ではなく、各企業がどのような事業で利益を生み出しているかです。

銘柄企業名主な事業分析で重視すること
STXSeagate TechnologyHDD・データ保存データ保存需要と収益性
GOOGLAlphabet検索広告・クラウドなど広告収益、クラウド、AI投資
TSMTSMC半導体受託製造先端製造技術、設備投資
INTCIntel半導体設計・製造収益回復、設備投資負担
AMATApplied Materials半導体製造装置設備投資サイクル、受注動向

※これは事業の特徴を比較した表です。2026年10月11日時点の割安度や投資推奨順位を示すものではありません。

① STX:Seagate Technology

STXは、データ保存に使われるHDDなどを手掛ける企業です。

AIの普及によってデータの生成・保存需要が増える可能性があります。

ただし、AI需要の拡大がそのままSTXの利益成長につながるとは限りません。

確認したいポイント

  • 大容量HDDの需要
  • 売上高と営業利益率
  • 顧客企業の設備投資動向
  • 競争環境
  • 株価に織り込まれた成長期待

② GOOGL:Alphabet

Alphabetは、検索広告、YouTube、Google Cloudなどを展開する企業です。

AI分野への投資が注目されますが、私は既存事業の収益力も重要だと考えています。

確認したいポイント

  • 広告事業の売上高成長率
  • Google Cloudの成長率と利益率
  • AI関連設備投資の規模
  • フリーキャッシュフロー
  • PERと利益成長率の関係

③ TSM:TSMC

TSMCは半導体の受託製造を手掛ける企業です。

先端半導体の需要が増えれば、製造能力への需要も高まる可能性があります。

確認したいポイント

  • 先端製造技術の売上構成
  • 設備投資額
  • 利益率
  • 顧客の設備投資計画
  • 台湾に関する地政学的リスク

④ INTC:Intel

Intelは、半導体の設計・製造を手掛ける企業です。

元記事では、業績回復を期待するターンアラウンド候補として取り上げました。

確認したいポイント

  • 営業利益とキャッシュフロー
  • 製造事業への投資負担
  • 競争力の回復状況
  • 資金調達と財務健全性
  • 業績回復の具体的な進捗

業績回復が成功すれば企業価値が改善する可能性がありますが、回復が遅れれば損失が拡大する可能性もあります。

⑤ AMAT:Applied Materials

AMATは、半導体製造装置を手掛ける企業です。

半導体メーカーが製造能力を増強する際に、装置需要が発生する可能性があります。

確認したいポイント

  • 半導体メーカーの設備投資
  • 売上高と受注動向
  • 営業利益率
  • 中国向け事業などの規制リスク
  • 半導体設備投資サイクル

春川七々の考察⑤:同じAI関連株でも利益が生まれる場所は違う

私は、AI関連株を一括りにするのではなく、次のように整理したいと考えています。

  • AIサービスを提供する企業
  • AIの計算に必要な半導体を製造する企業
  • 半導体製造装置を供給する企業
  • データを保存する製品を供給する企業

同じAI市場の成長を期待していても、各社の利益が増える条件は異なります。

銘柄選定では、テーマの人気よりも、その企業がどこで収益を得るかを理解することが重要です。


7. 【独自検証③】有名ファンドが買った後に株価が下がれば買い時?

元記事では、著名ファンドが保有していた銘柄について、四半期末から株価が下落したケースに注目しました。

この考え方には、投資候補を探すうえで興味深い点があります。

しかし、株価が下がった理由によって評価は大きく変わります。

例えば、ある銘柄が100ドルから80ドルへ20%下落したとします。

このとき、考えられる状況は少なくとも3つあります。

下落の理由解釈追加調査
市場全体の下落企業固有の問題ではない可能性業績見通しの変化
業績予想の下方修正企業価値が低下した可能性売上・利益の修正幅
過大な期待の修正評価倍率が低下した可能性PERと成長率

PERで考える

架空企業C社のEPSが5ドル、PERが20倍なら株価は100ドルです。

その後、PERが16倍へ低下すれば、EPSが変わらなくても理論株価は80ドルになります。

一方、EPSが4ドルへ減少し、PERが20倍のままでも株価は80ドルです。

同じ20%の株価下落でも、意味が異なります。

春川七々の考察⑥:「有名投資家より安く買える」は慎重に考える

13Fでは平均取得単価がわかりません。

したがって、四半期末株価より現在の株価が安くても、そのファンドの購入価格より安いとは断定できません。

私は、株価が下落した銘柄について、

①なぜ下がったのか → ②業績見通しは変わったか → ③現在の評価は妥当か

という順番で確認したいと考えています。


8. 【独自検証④】複数のファンドが保有していれば安全?

複数の著名ファンドが同じ銘柄を保有していると、安心感があるかもしれません。

しかし、保有ファンドの数が多いことは、投資の安全性を保証しません。

例えば、架空の3銘柄を比較します。

項目A社B社C社
保有を確認したファンド数531
売上成長率5%20%30%
営業利益率8%20%赤字
PER50倍25倍算定困難

※すべて架空のデータです。

A社は多くのファンドが保有していますが、PERは高く、成長率は低めです。

B社は保有ファンド数が少ないものの、成長率と利益率が高い設定です。

C社は高成長ですが、赤字のため収益化の見通しが重要です。

この表だけでは、どの企業が最も良い投資先なのか判断できません。

春川七々の考察⑦:機関投資家の一致は調査のきっかけ

私は、複数のファンドが同じ銘柄を保有している場合、「なぜ複数の投資家が注目しているのか」を調べるきっかけにしたいと考えています。

一方で、ファンドの運用目的や保有期間、ヘッジ取引などは異なるため、保有の一致だけで購入を判断することは避けたいところです。


9. 春川七々流「13F銘柄選定スコア」

ここからは、初心者でも候補を比較できるように、本サイト独自の評価方法を作ってみます。

評価項目は5つです。

評価項目配点主な確認内容
13Fの保有動向20点保有株数の増減、複数ファンドの保有
売上・利益の成長性25点売上成長率、EPS、利益率
財務健全性20点現金、負債、営業CF
株価評価20点PER、利益成長率との比較
事業リスク15点競争、規制、地政学、顧客集中
合計100点

評価方法

各項目について、資料を確認して点数を付けます。

例えば、13Fの保有動向では、

  • 保有数量の増加を確認できるか
  • 複数のファンドが保有しているか
  • 前四半期から変化があるか
  • 株式分割などを調整しているか

を確認します。

【独自シミュレーション】架空3銘柄の比較

評価項目A社B社C社
13Fの保有動向181215
成長性152320
財務健全性17188
株価評価81610
事業リスク10125
合計688158

※架空企業と仮定の点数による説明例です。実在企業の評価ではありません。

この例では、B社が81点で最も高い結果になりました。

しかし、B社の株価が必ず上昇するわけではありません。

春川七々の考察⑧:スコアは判断を整理する道具

このスコアリングは、本サイトが独自に設定したものであり、投資成果を予測できると検証されたモデルではありません。

私は、点数の高さだけで購入を決めるのではなく、なぜその点数になったのかを説明できることに価値があると考えています。


10. 実際の銘柄選定で使えるチェックシート

13Fで興味のある銘柄を見つけたら、次の表を埋めてみましょう。

確認項目記入内容
企業名・ティッカー
13F提出主体
CIK番号
13F報告基準日
13F提出日
前四半期の保有株数
今四半期の保有株数
株式分割の有無
保有株数の変化率
他ファンドの保有状況
株価の基準日
売上高成長率
EPS成長率
営業利益率
PER
営業キャッシュフロー
主な成長要因
主なリスク
13F以外の確認資料
自分が注目する理由

このシートを使えば、著名投資家の保有状況だけでなく、企業の業績や株価評価も合わせて整理できます。


11. 13Fを使った銘柄選定で避けたい5つの間違い

間違い①:保有時価の増加を買い増しと判断する

株価上昇によって保有時価が増える場合があります。保有株数の変化を確認しましょう。

間違い②:四半期末の株価を取得単価と考える

13Fから正確な取得単価はわかりません。

間違い③:有名ファンドが現在も保有していると思い込む

13Fは過去の四半期末の情報です。

間違い④:株式分割を無視して比較する

株式分割によって株数や株価が変わる場合があります。

間違い⑤:13Fに載っていない取引を無視する

13Fには空売りなどが含まれません。

ファンドの全体的なリスクや投資戦略を把握できるわけではありません。


12. 2026年6月末の13Fをどう活用する?

元記事では、2026年6月30日時点の13Fを参考に、STX、GOOGL、TSM、INTC、AMATなどを調査対象として取り上げました。

この分析は、2026年9月時点の銘柄探索例として残す価値があると考えています。

ただし、2026年10月11日時点の最新保有状況や株価評価を示すものではありません。

また、2026年9月30日時点の13Fは、原則として2026年11月16日が提出期限です。

そのため、10月11日時点では、2026年第3四半期の提出がすべてそろっているとはいえません。

私は、2026年6月末の13Fを使うなら、次のような分析に活用したいと考えています。

  1. 2026年3月末から6月末に保有株数が増えた企業を調べる
  2. 同じ企業を複数ファンドが保有しているか確認する
  3. その企業の直近決算を確認する
  4. 企業の成長性と現在の株価評価を比較する
  5. 次の13Fが公開されたら、保有状況の変化を追跡する

こうすれば、単発の銘柄ランキングではなく、継続的な企業分析に活用できます。


13. よくある質問

Q1. 13Fは無料で見られますか?

はい。SECのEDGARから無料で確認できます。

Q2. 13Fを見れば有名投資家の購入価格がわかりますか?

いいえ。13Fには四半期末時点の保有数量や市場価値などが記載されますが、正確な平均取得単価はわかりません。

Q3. 有名ファンドが買い増した株は上がりやすいですか?

買い増しが将来の株価上昇を保証するわけではありません。企業業績や株価評価を別途確認する必要があります。

Q4. 13Fには空売りも掲載されますか?

原則として空売りポジションは掲載されません。対象となるロングポジションなどが報告されます。

Q5. 13Fはいつ更新されますか?

四半期ごとに提出され、原則として四半期末から45日以内が提出期限です。

Q6. 初心者は何銘柄くらい調べればいいですか?

最初から何十社も調べる必要はありません。例えば3〜5社に絞り、事業内容、売上高、利益、PER、リスクを比較する方法があります。

Q7. 13Fで見つけた銘柄をそのまま買ってもいいですか?

13Fだけで購入を決めることはおすすめしません。企業の決算資料、財務状況、現在の株価評価などを確認しましょう。


14. まとめ|13Fは「銘柄選定の答え」ではなく「調査の出発点」

今回は、13Fを使った米国株の銘柄選定方法を解説しました。

重要なポイントは次のとおりです。

  • 13Fで機関投資家の四半期末の保有銘柄を確認できる
  • 保有時価の増加と保有株数の増加は異なる
  • 株式分割を調整して比較する必要がある
  • 13Fから平均取得単価はわからない
  • 空売りなど、13Fに記載されない取引もある
  • 複数ファンドの保有は調査のきっかけになる
  • 最終的には企業業績、財務、株価評価、リスクを確認する

春川七々からのひとこと

「有名投資家が買ったから買う」のではなく、「有名投資家が注目した理由を自分でも調べる」。

私は、これが13Fを活用した銘柄選定の基本だと考えています。

13Fは非常に便利な情報源ですが、投資判断を代わりにしてくれるものではありません。

だからこそ、公開されたデータを出発点として、自分なりの投資判断を組み立てていきましょう。


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参考資料・出典

1. 米国証券取引委員会(SEC)「Frequently Asked Questions About Form 13F」

SEC.gov | Frequently Asked Questions About Form 13F

参照内容:

  • Form 13Fの提出対象
  • 四半期ごとの提出期限
  • 報告対象証券
  • 空売りポジションの扱い
  • その他の報告上の制約

参照日:2026年10月11日

2. 米国証券取引委員会(SEC)「EDGAR」

SEC.gov | EDGAR Full Text Search

参照内容:

  • 13F-HRの検索方法
  • 提出主体の確認
  • 報告基準日・提出日の確認
  • Information Tableの確認

参照日:2026年10月11日

3. 米国証券取引委員会(SEC)「Form 13F関連資料」

SEC.gov | Frequently Asked Questions About Form 13F

参照内容:13Fの制度に関する公式解説。

4. 春川七々のやさしい投資教室「元記事の銘柄調査」

https://al-al-alcohol3150.com/?p=160

対象期間:2026年6月30日時点の13F

元記事公開日:2026年9月6日

元記事では、13F関連の情報サービスや株価情報サイトを参照し、STX・GOOGL・TSM・INTCなどの銘柄を比較しました。

本改訂版では、個々のファンドの保有数量をSEC原本から再照合していないため、過去の保有状況を最新の確定情報として再掲していません。

実際の投資判断に利用する場合は、対象ファンドのSEC提出書類を個別に確認してください。

5. 本サイト独自シミュレーション

本記事の架空企業A社〜C社、株式分割、PER、保有数量、スコアリングなどは、説明用に設定した仮定です。

計算条件

  • 保有数量の変化率=(当期保有株数÷前期保有株数−1)×100
  • 保有時価=株価×保有株数
  • 株価=EPS×PER
  • 株式分割の例は保有価値が変わらないと仮定
  • スコアリングは本サイト独自の評価基準
  • 手数料、税金、為替変動は計算例に含めていない
  • 将来の株価や運用成績を予測・保証するものではない

データの基準日

情報基準日
記事の初回公開2026年9月6日
元記事の13F調査対象2026年6月30日
元記事の株価比較対象2026年6月30日・9月4日
13F制度の参照2026年10月11日
独自シミュレーション2026年10月11日作成
改訂案作成2026年10月11日

※本記事では2026年10月11日時点の株価、PER、ファンド保有数量を再集計していません。実際の投資判断には最新の情報をご確認ください。


記事の変更履歴

日付変更内容
2026年9月6日初版公開。13Fを使った米国株の銘柄選定方法と注目銘柄を紹介
2026年10月11日改訂案作成。銘柄選定の3段階、SEC公式サイトの確認手順を追加
2026年10月11日保有時価と保有数量の違い、株式分割、PERによる株価下落の独自検証を追加する改訂案を作成
2026年10月11日独自スコアリング、分析シート、一次資料、基準日、変更履歴を追加する改訂案を作成

免責事項

本記事は株式投資に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。

株式投資には元本割れのリスクがあります。米国株では為替変動の影響も受けます。

機関投資家の保有状況は将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断は、SECの提出書類や企業の最新決算資料などを確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。

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