こんにちは! 春川七々です💖
今日は半導体銘柄として話題沸騰中のあの銘柄を紹介していきます🌟
※この記事は特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はあくまでも自己責任でお願いいたします。
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「東京エレクトロンって半導体を作っている会社?」
「NVIDIAやキオクシアとは何が違うの?」
「AIブームが終わったら東京エレクトロンも終わる?」
日本の半導体関連株を調べていると、かなりの確率で名前が出てくる企業があります。
それが、
東京エレクトロン(8035)
です。
東京エレクトロンは半導体そのものを作っている会社ではありません。
作っているのは、
半導体を作るための「製造装置」
です。
しかも2026年3月期の半導体製造装置売上高では世界4位。コータ/デベロッパ、ガスケミカルエッチング、拡散炉、バッチ成膜など複数の装置で世界シェア1位を持つ、日本を代表する半導体製造装置メーカーです。
ここまでは、よくある東京エレクトロンの説明です。
今回注目したいのは、その先。
東京エレクトロンの面白さは、
「半導体がたくさん作られるほど儲かる」
だけではありません。
むしろ、
半導体を高性能にすることが難しくなればなるほど、高度な製造装置の価値が高まる
ところにあります。
AI時代の東京エレクトロンを理解するうえで、ここが非常に重要です。
そもそも「半導体製造装置」って何?
まず初心者向けに、ここから説明しましょう。
半導体は小さなチップですが、中には非常に細かな回路が作られています。
しかも、
「材料を用意して、機械で削れば完成!」
という単純なものではありません。
シリコンウェハと呼ばれる円盤状の材料に対して、
薄い膜を作る
↓
回路パターンを形成する
↓
不要な部分を削る
↓
洗浄する
↓
また膜を作る
といった非常に複雑な工程を何度も繰り返します。
東京エレクトロンは、この工程で使用するさまざまな装置を作っています。
東京エレクトロンの強さは「1種類だけじゃない」
半導体製造装置メーカーにも得意分野があります。
東京エレクトロンの大きな特徴は、
製品ラインアップが非常に広い
ことです。
同社は半導体製造の主要工程である、
成膜
塗布・現像
エッチング
洗浄
に対応する製品を持っています。
初心者向けに簡単にすると、
成膜
→ ウェハの上に非常に薄い膜を作る
塗布・現像
→ 回路パターンを作る準備をする
エッチング
→ 必要な形に削る
洗浄
→ 汚れや不要な物質を取り除く
というイメージです。
世界シェア1位の装置がいくつもある
さらに東京エレクトロンは、
コータ/デベロッパ:世界1位
ガスケミカルエッチング:世界1位
拡散炉:世界1位
バッチ成膜:世界1位
メタル成膜:世界1位
プローバ:世界1位
など、複数分野で世界トップシェアを持っています。
プラズマエッチングやボンダーでも世界2位です。
※東京エレクトロン推計。
つまり、
「半導体製造装置の何でも屋」なのに、それぞれの分野でも世界トップクラス
という非常に強いポジションを持っています。
東京エレクトロンの独自性を理解する「半導体の難易度」
ここからが今回の記事で最も重要なところです。
東京エレクトロンを見る場合、
「半導体市場が何%成長するか」
だけを見るのでは少し不十分です。
もう一つ重要なのが、
「半導体を作る難易度」
です。
たとえば昔の半導体より、現在のAI向け半導体の方が圧倒的に複雑です。
AIの性能を高めるため、
より細かくする
より多く積み重ねる
複数のチップを組み合わせる
といった技術が必要になっています。
すると半導体メーカー側では、
「今までと同じ装置で簡単に作れる」
とはいかなくなります。
「半導体が難しくなる」と東京エレクトロンに何が起こる?
ここを簡単な流れにすると、
AI性能をもっと上げたい
↓
半導体をさらに高性能化したい
↓
半導体構造が複雑になる
↓
製造工程が難しくなる
↓
より高度な成膜・エッチング・洗浄などが必要
↓
半導体製造装置の重要性が高まる
ということです。
これが東京エレクトロンを見るうえで非常に面白いポイントです。
単純な、
「半導体生産量×装置台数」
だけではなく、
「半導体1個を作るために必要な技術の量」そのものが増える可能性がある
のです。
AI半導体では「3次元化」が重要になる
そしてAI時代に注目したいキーワードが、
3D
です。
半導体の性能を高める方法の一つとして、チップや回路を立体的に積み重ねる技術が重要になっています。
わかりやすく言えば、
平屋を横に広げる
だけでは限界があるので、
「高層ビルにする」
ようなイメージです。
しかし高層ビルになれば、建築が難しくなりますよね。
半導体でも同じです。
積み重ねるほど、
きれいに膜を作る
正確に削る
正確に接合する
汚れを除去する
といった製造技術が重要になります。
「HBM」と東京エレクトロン
AI関連でよく聞く、
HBM
とも関係があります。
HBMは「High Bandwidth Memory」の略で、AI向けGPUなどと組み合わせて使われる高速メモリです。
HBMの特徴の一つが、
メモリを立体的に積み重ねる
こと。
AI性能の向上によってHBMの重要性が高まれば、こうした複雑な半導体を製造するための装置にも需要が生まれます。
東京エレクトロンもAI時代の技術革新として、複数機能を一つのパッケージへ統合する先端パッケージングを重要領域として挙げています。
「前工程」だけでなく「後工程」へ
ここも東京エレクトロンの今後を見るうえで重要です。
従来、東京エレクトロンは半導体の、
前工程
に非常に強い会社です。
前工程とは、シリコンウェハの上に回路を形成していく工程です。
しかしAI時代には、
後工程
の重要性も高まっています。
後工程では、作ったチップを切り出したり、接続したり、複数のチップを組み合わせたりします。
特に、
HBM
チップレット
3D Integration(3DI)
などでは、複数の半導体を高精度に組み合わせる技術が必要です。
東京エレクトロンは3DI関連として、ウェハボンダー/デボンダーなどの製品も展開しています。
東京エレクトロンの面白さは「前工程×後工程」
ここは他の記事でもぜひ差別化ポイントとして使いたいところです。
AI半導体が進化すると、
前工程
だけで性能を上げ続けるのが難しくなります。
そこで、
前工程で高性能なチップを作る
+
後工程で複数のチップを組み合わせる
という両方の技術が重要になります。
東京エレクトロンは幅広い前工程装置を持ちながら、先端パッケージング・3DIにも事業機会を広げています。
つまり、
「半導体を細かくする競争」と「半導体を積み重ねる競争」の両方に関われる
というのが、AI時代の東京エレクトロンを見る面白い視点です。
NVIDIAとは何が違う?
ここでAI関連企業を整理してみましょう。
NVIDIA
→ AI半導体を「設計する」
TSMC
→ NVIDIAなどから依頼を受けて「半導体を製造する」
そして、
東京エレクトロン
→ TSMCなどが半導体を作るための「装置を提供する」
という関係です。
つまり東京エレクトロンは、
「AIサービスの勝者を直接当てる会社」ではなく、「高性能半導体を作る競争そのもの」を支える会社
と考えることができます。
「どのAIが勝つか」より「半導体競争が続くか」
これは東京エレクトロンを投資先として見るうえで面白い考え方です。
将来、
ChatGPTが勝つのか、
Geminiが勝つのか、
別のAIが登場するのか、
現時点ではわかりません。
AI半導体でも、
NVIDIAが圧倒的なシェアを維持するのか、
他社のAIアクセラレーターが伸びるのかは変化する可能性があります。
しかし競争する企業が、
「もっと高性能なAIを作りたい」
と考える限り、高性能半導体への投資は続く可能性があります。
その製造工程を支えるのが半導体製造装置です。
そのため東京エレクトロンを見るときは、
「どのAI企業が勝つか?」より「半導体の性能競争が続くか?」
という視点を持つと、企業の強みを理解しやすくなります。
東京エレクトロン自身もAIを使う
さらに面白いのが、
東京エレクトロン自身もAIを活用している
ことです。
2026年7月、東京エレクトロンはNVIDIAとの協業拡大を発表しました。
NVIDIAのAgentic AIやロボティクス技術を、東京エレクトロンのDXソリューション構想「Epsira」に活用します。
たとえば、
AIによるトラブル解析
装置メンテナンスへのロボット活用
デジタルツインを使ったロボット訓練
などです。
つまり東京エレクトロンは、
① AI半導体を作るための装置を売る
だけでなく、
② AIを使って自社の装置・サービスを高度化する
という二重のAI戦略を取っています。
ここは単なる「AI関連株」という説明より、一歩踏み込んだポイントです。
「AIが半導体工場を作る」時代へ?
もう少し未来を考えてみましょう。
半導体工場では非常に高価な装置が大量に稼働しています。
もし装置が故障すると、
生産停止
↓
半導体を作れない
↓
大きな損失
につながります。
そこで、
装置データをAIが分析
↓
故障の兆候を発見
↓
故障前にメンテナンス
↓
稼働率を高める
といった仕組みが重要になります。
東京エレクトロンのEpsiraも、AIを活用して歩留まりや装置稼働率、生産効率の向上を狙っています。
将来的には、
「半導体を作る装置を売る会社」から「AIで半導体工場の生産性まで高める会社」へ
事業価値が広がる可能性があります。
東京エレクトロンの「特許」もすごい
もう一つ、東京エレクトロンの強さを理解する数字があります。
2025年3月期時点の保有特許は、
24,996件
です。
東京エレクトロンによると、半導体製造装置業界における特許保有数では世界1位です。
なぜ特許が重要なのでしょうか。
半導体製造装置では、
「似たような機械を作ればいい」
という世界ではありません。
最先端半導体では、
原子レベルに近い加工
極めて高い精度
が求められます。
長年積み上げた、
技術
ノウハウ
特許
顧客との共同開発
が参入障壁になります。
「装置を売った後」も重要
東京エレクトロンを見るときに、もう一つ覚えておきたいのが、
Installed Base
です。
半導体製造装置は、
「売ったら終わり」
ではありません。
工場で何年も使われます。
その間、
保守
部品交換
改造
アップグレード
などが必要です。
装置の設置台数が増えれば、
過去に販売した装置からサービス収益を得られる
可能性があります。
これは半導体メーカーとは少し違う、製造装置メーカーならではの強みです。
東京エレクトロンの規模は?
2026年3月期の半導体製造装置売上高は、
約2兆4,435億円
でした。
世界ランキングでは、
4位
です。
日本企業の中でも世界の半導体産業へ大きな影響力を持つ企業の一つと言えます。
中期目標は「売上3兆円以上」
東京エレクトロンは2027年3月期までの中期経営計画で、
売上高3兆円以上
営業利益率35%以上
ROE30%以上
という目標を掲げています。
ここで初心者に注目してほしいのが、
営業利益率35%
です。
100円売ったら35円を営業利益として残すイメージです。
製造業としてかなり高い収益性を目指していることがわかります。
東京エレクトロンは「装置メーカー」なのに利益率が高い
これも企業分析では重要です。
普通の製造業では、
材料を購入
↓
工場で製造
↓
商品を販売
というコストがかかります。
それでも東京エレクトロンが高い利益率を目指せる背景には、
「最先端半導体を作るために必要な高度な技術そのものに価値がある」
ことがあります。
世界トップシェアの装置を複数持っていることも、その競争力を支えています。
では東京エレクトロン株の成長材料は?
今後を考えるなら、特に次の6つです。
① 生成AI
生成AIの利用拡大によって高性能GPUなどの需要が増えれば、先端半導体への設備投資拡大が期待できます。
② HBM
AIサーバーで重要なHBMの高度化・積層化は、複雑な半導体製造工程につながります。
③ 先端ロジック半導体
AI性能向上のため、より高度な半導体製造技術が必要になります。
④ 3D NAND
メモリの積層数が増えるほど、成膜やエッチングなどの難易度も高くなります。
⑤ 先端パッケージング
チップレットや3DIなど、複数のチップを高度に組み合わせる技術が成長領域になります。東京エレクトロン自身もAI時代のイノベーションを支える領域として先端パッケージングを挙げています。
⑥ AIによる半導体工場高度化
EpsiraやNVIDIAとの協業によって、装置販売だけではなくAIを使った生産性向上にも事業機会が広がります。
ただし「AIが伸びれば必ず株価が上がる」わけではない
ここは非常に重要です。
東京エレクトロンほどの優良企業でも、
株価が下落することはあります。
なぜなら半導体製造装置には、
「設備投資サイクル」
があるからです。
半導体需要増加
↓
半導体メーカーが工場へ巨額投資
↓
製造装置が大量に売れる
↓
生産能力が増える
↓
供給過剰になる
↓
半導体メーカーが設備投資を削減
↓
製造装置需要が落ちる
ということがあります。
つまり、
半導体市場の長期成長と、東京エレクトロンの短期業績は必ずしも同じ動きをしない
ということです。
「AIは伸びているのに株価が下がる」こともある
株初心者が戸惑いやすいポイントです。
たとえば、
「AI市場は前年比30%成長!」
というニュースが出ていても、
東京エレクトロン株が下がることがあります。
なぜでしょうか。
株式市場は、
「今」より「未来」
を見ているからです。
市場が、
「来年の設備投資は減りそう」
と判断すれば、
現在の業績が好調でも株価が下落することがあります。
そのため東京エレクトロンを見る場合、
現在の売上
だけでなく、
半導体メーカーの設備投資計画
を見る必要があります。
中国市場にも注意
もう一つ重要なのが、
中国
です。
中国は巨大な半導体市場であり、製造装置需要も大きい地域です。
一方、半導体は経済だけでなく、
安全保障
とも密接に関係しています。
米国を中心とした対中半導体輸出規制などによって、販売可能な装置が制限される可能性があります。
そのため東京エレクトロンを見る場合、
中国の半導体設備投資
だけではなく、
米中関係
輸出規制
も重要なリスクになります。
「いい会社」と「いい株価」は別
東京エレクトロンへ投資するとき、初心者に特に覚えておいてほしい考え方があります。
それが、
「素晴らしい会社=いつ買っても儲かる株」ではない
ということです。
AI半導体への期待が非常に高まると、
将来の成長
まで株価へ先に織り込まれることがあります。
すると実際の決算が良くても、
「市場が期待していたほどではなかった」
という理由だけで株価が下落することがあります。
東京エレクトロンのような成長期待の高い企業ほど、
PER
などの株価指標を見る意味が大きくなります。
PERって何?
PERは、
株価収益率
です。
簡単にいうと、
会社が稼ぐ利益に対して、株価が何倍まで買われているか
を見る指標です。
たとえば同じ利益を出している企業でも、
将来成長が期待される企業ほど高いPERで取引されることがあります。
しかしPERが非常に高くなれば、
成長期待がすでに株価へ織り込まれている
可能性があります。
東京エレクトロンを見るなら、
「会社が強いか」
だけではなく、
「その強さに対して、現在の株価は高すぎないか?」
まで考えることが重要です。
東京エレクトロン株のリスクを整理
特に注意したいのは、
半導体設備投資の減速
AI投資の減速
メモリ市況悪化
中国向け輸出規制
米中対立
円高
競合メーカーとの技術競争
高い成長期待の剥落
などです。
特に、
「業績悪化リスク」
だけでなく、
「期待が高すぎるリスク」
にも注意しましょう。
ASML・アプライド・ラムリサーチとの違いは?
半導体製造装置業界には世界的な強豪企業があります。
たとえば、
ASML
→ EUV露光装置
Applied Materials
→ 成膜など幅広い製造装置
Lam Research
→ エッチング・成膜など
そして、
東京エレクトロン
→ 塗布・現像、成膜、エッチング、洗浄など幅広い工程
というイメージです。
東京エレクトロンは、特定の装置だけに依存するのではなく、複数の工程で世界トップクラスの製品を持つのが特徴です。
東京エレクトロンは「AI関連株」なのか?
結論としては、
かなり深いところでAIに関係しています。
ただし、
「AIソフトを作っている」
という意味ではありません。
AIを動かすには、
高性能半導体が必要。
↓
高性能半導体を作るには、
高度な製造技術が必要。
↓
高度な製造技術には、
半導体製造装置が必要。
という関係です。
さらに現在は、自社の製造装置・サービスにもAIを組み込もうとしています。
そのため、
「AIのゴールドラッシュで、金を掘る企業ではなく、高性能なツルハシを作る企業」
という例えが近いでしょう。
ただし東京エレクトロンの場合、そのツルハシ自体もAIを使って賢くなろうとしています。
東京エレクトロンを見るなら決算の「7項目」をチェック
初心者なら、まず以下を確認してみましょう。
① 売上高
装置需要が伸びているか。
② 営業利益率
高い収益力を維持できているか。
③ 受注・顧客の設備投資動向
将来の装置需要を考える材料。
④ AI・先端ロジック向け需要
AI投資が実際に装置需要へつながっているか。
⑤ DRAM・HBM
メモリ投資が伸びているか。
⑥ NAND
3D NANDの設備投資が回復しているか。
⑦ 中国
需要と輸出規制の両方を見る。
これだけでも、
「AI関連株だから買う」
から、
「半導体設備投資のどこが伸びているから東京エレクトロンに有利なのか」
という一段深い企業分析ができるようになります。
NISAで東京エレクトロン株を買うのはアリ?
東京エレクトロンはNISAの成長投資枠で投資できます。
長期的には、
生成AI
HBM
先端ロジック
3D NAND
先端パッケージング
などの成長を期待して保有する考え方があります。
一方、NTTのような比較的値動きの穏やかな通信株とは性格がかなり違います。
半導体関連株は、
好況
↓
設備投資拡大
↓
不況
↓
設備投資縮小
というサイクルによって株価が大きく動くことがあります。
そのため、
「NISAだから安全」
ではありません。
長期保有する場合でも、投資金額と分散は考えておきたいところです。
東京エレクトロンはどんな人がチェックしておきたい?
東京エレクトロンは、
AI関連株に興味がある
半導体関連株を探している
NVIDIA以外からAI成長へ投資したい
HBM関連株を探している
世界シェアの高い日本企業が好き
長期的な半導体市場の成長に期待している
という人なら研究しておきたい企業です。
特に、
「どのAI企業が勝つかわからない。でも高性能半導体を作る競争は続くと思う」
という考え方なら、東京エレクトロンという企業を理解しておく意味は大きいでしょう。
東京エレクトロンを見る「5つのキーワード」
最後に初心者向けにまとめます。
① 半導体製造装置
東京エレクトロンの本業。
② AI・HBM
今後の先端半導体需要を考える重要テーマ。
③ 3D・先端パッケージング
半導体を微細化するだけではなく、積み重ねて性能を上げる技術。
④ 設備投資サイクル
東京エレクトロンの短期業績を大きく左右するポイント。
⑤ Epsira
東京エレクトロン自身がAIを利用し、半導体製造現場の生産性向上を狙うDX構想。
まとめ:東京エレクトロンは「半導体が難しくなるほど価値が高まる会社」
東京エレクトロン(8035)を、
「AIで半導体需要が増えるから期待できる会社」
だけで終わらせてしまうと、この企業の面白さを十分に理解できません。
重要なのは、
半導体の「量」と「難易度」
です。
AIが進化
↓
より高性能な半導体が必要
↓
微細化・積層化・3D化が進む
↓
製造工程が複雑になる
↓
より高度な製造装置が必要
という流れがあります。
東京エレクトロンは、成膜・塗布/現像・エッチング・洗浄から3D Integrationまで幅広い製品群を持ち、複数分野で世界トップクラスのシェアを確保しています。2026年3月期の半導体製造装置売上高は約2兆4,435億円で世界4位です。
さらに2026年にはNVIDIAとの協業を拡大し、AIエージェントやロボティクスを半導体製造現場へ取り込む動きも進めています。
つまり東京エレクトロンは、
「AI半導体を作るための装置を売る」+「AIを使って半導体製造そのものを高度化する」
という二つの方向からAI時代に関わっています。
一方で、半導体設備投資のサイクル、中国向け規制、競争激化、そして株価に高い成長期待が織り込まれるリスクには注意が必要です。
だからこそ東京エレクトロン株を見るときは、
「AIが伸びるか?」だけではなく、「次世代半導体を作る難易度がどれだけ上がり、その難しさを東京エレクトロンが利益に変えられるか?」
を見る。
この視点を持つと、東京エレクトロンという会社がかなり違って見えてくるはずです。
※本記事は2026年8月時点の公開情報をもとにした一般的な情報提供を目的としており、東京エレクトロン株の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断の際は最新の決算・IR情報をご確認ください。


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